20161011

20161011-120161011-220161011-3




Y君のgg。今日はgg模試の2回目。与えられたモチーフを組み合わせてデッサンをしました。試験のように時間制限1時間で集中してデッサンしました。時間になり、描き上がったデッサンを見ながら講評。先週の講評ポイントをよく抑えられていて、パースの精密さが上がり、かけた調子のグラデーションも上達を感じました。さらにここからは、実際の試験で審査官へ絵の印象を深く与えるようなアプローチをするために、今ある調子の幅をグンと広めて、白から黒へ思い切った陰影の描写へ進んでいきたいところ。本来ならほとんど他人様の絵に私が手を加えることはしないのですが、短期で成果を出したいために、今描かれたY君の絵からどのぐらい陰影の描写をすれば、見え方が変わるかを知ってもらうため、描かれたデッサンの上から手を入れさせてもらいました。描き方の中でも、手の動きや動かす方向、黒を効果的に見せるための工夫、空間を見せるための輪郭線の処理など、話をしながらレクチャー。その後また同じモチーフを今度は新しい画面に終了までの30分で描いていただき、理解の様子を見ました。すると最初に描いたY君のデッサンにドラマチックな陰影が加わり、初見のインパクトが増しました!Y君のデッサンの良さであるパースの丁寧な見極めとグレートーンの調子の幅に、この陰影の強弱が加わることが次回の目標です。マイペースを保ちながらぐんぐん吸収して欲しいです。