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Sさんのgg。今日はご自宅より流木でつくられた鳥の置きものをご持参され、それをデッサンされました。この流木の鳥は針原修氏の作品。私は知らなかったので検索してみると、たくさんの作品画像が出てきました。針原さんは東京都出身のグラフィックデザインやアートディレクションをされているデザイナーさんで、デザインのお仕事の傍で約30年に渡って流木を使った鳥の制作を続けてこられたそうです。今では流木で鳥をモチーフにした様々な作品がありますが、この針原さんの作品が先駆けなのだそうです。(ご本人のHPが見当たらなかったので作品を扱っているNiagara houseのリンクを)。鳥の丸みだとか、佇まいだとか、シルエットなどを流木の中に見出していく作業。「見立て」るプロのデザイナーさんだからこそ、センスとか印象まで創造できてしまうんでしょうね。プロの眼差しは遊び心や余裕にも宿るんだなあ。そんな素敵な作品がお家にあるSさんの日々の空間も、またさぞいい感じなんだろうなあと想像が膨らみます。「自分の好きなものだから描いてても楽しかった」とSさん。好きなものから始めるって、続けるための基本かもしれませんね。繊細な調子が綺麗なSさんのデッサン。くちばしのあたりは本物さながらです。