gg華道部今日で10回目となりました。記念すべき10回目は、基本のお生花を。本日は2種生け、柳と小菊です。とても秋らしいお花で、柳もタメがきくので、作りたい形へと誘いやすいそうです。お生花は形の決まっている生け花。長さも数も基本的に決められていて、華道の基本となる基礎力を養うのに適しているようです。花器の高さと花高の比率、一本の枝をどの向きで生けるのかなどなど、手順や法則を覚えるまでは、わたしはまだまだ時間がかかりそうです(苦笑)。さてそれでも我らがA先生はあくまでも優しくご指導してくださり、今日も先生の言われることを守って丁寧に落ち着いて生けることができました。実際生けている間は記憶がないと言うか、先生に「完成ですね〜」と言われて「完成ですか?」って聞きなおすぐらい笑。「そのうち手が覚えていきますよ」と言われ、ああ、でも、昨年始めた頃に比べたら、花を落とすときに躊躇なくハサミを入れられている自分に気がつきました。太陽の向きに沿って、あたかも花たちが太陽を求めて花器から顔を向けるように、そしてそれが美しく表れる為に、幾枝はたち落とすのですが、そのたち落とす枝を選別する時間が以前より短くなっているのを今回は感じました。切られた花たち。そのどれもを丁寧に拾い、最後には別の花器に生け直します。生け直したお花は華道とは言えないのかもしれないけれど、それはそれとして、道端にさく一輪のように儚げで美しい姿です。大役を務める主となるもの、その為に切られるもの、切ったものを拾うもの、そしてそれを生けるもの。どれもこれも、どう扱うかで役割が決まるだけなんだなと、自ら切った花の片鱗を見ながら思いました。