20231203




Mさんのgg。Mさんは推しをデッサンしています。以前にも一年ほどスクーリングなどでデッサンを学ばれたことのあるMさんですがコロナ禍でそれも中断され、本格的に描くのは今回が初めて。どうせならご自身の描きたいものを、ということで推しを描くことになりました。元々Mさんはとても可愛いイラストをたくさん描かれていたのですが、デッサンとなると少し勝手も違うもの。立体的に見えるように、モデルに近づけるようになど、リアルを描くためのちょっとした技術があります。顔の中心にある鼻の構造とか、重たい頭を支える首の構造とか、そんな普段はあまり意識しないものの面を捉えるようにしましょうと前回のggで説明しました。今回はその2回目だったのですが、デッサンが進んでいてびっくり。黒い服のテクスチャがとても良く、Mさんに伺ったところMさんも何気なく描いていたら気づいたらこんな感じの質感が出てた、ということでした。いわゆるゾーン状態だったかな?服のテクスチャは今後も家でできるとして、今日のggでは髪の毛のお話をしました。イラストを描かれていた頃から髪の毛の束感が難しかったというMさん。髪の毛は頭という球体を覆うように生えているので、まずは球体としての陰影を掴みます。写真集の他の画像からつむじがわかれば、全体の毛脈もなんとなくわかってきますし、ヘアメなら人気の髪型を検索すれば、その髪型の束感もなんとなくわかりますね。これを球対の陰影の法則に当てはめていけばいいんです。難しく考えていたものも、少し気が楽になれるかな?具体例を挙げると、束にいくつか分かれている前髪を、それぞれ小さな立方体だと捉える。光源が分かれば、光源と反対側に影が落ちますので、まずは基本の立方体の影をそれぞれの束に適応して描きます。そこから少しづつ角を消したり髪の毛らしく足したり描いていけば、束感が描けます。…と言うはやすしですが。頭でシンプルに理解した後は、やはり実際手を動かして何枚も描いていくのがデッサン上達の近道。焦らず楽しみながら進めていければいいですね。大好きな推しを毎日少しづつ手を入れていくって、推しと一体になるみたいで楽しそうです。