Aさんのgg。新しいモチーフのデッサンを始められたAさん。このところの数作品、写真集から模写を続けておられたので、久しぶりのモチーフデッサンです。骸骨が向かって左へ傾いた手のひらサイズの可愛いいオブジェ。骸骨の傾き加減を捉えるのがなかなか難しそうです。3次元のものを2次元の紙にまたもや3次元で存在しているように描くことは、そもそも何かトリックをしないと描ききれないと思うのですが、それがデッサンを学んでいく楽しみでもあります。描写することは、どこまでもありのままを観察する無思考性と、その観察から得た情報をどのように創造していくかという絵画的技術の構築が、積み重ねられた先にあります。頭の中が超高速で、真っ白になったりデータ放出したりし続けるのですから、理屈では追いつかないかもしれません。視角と触覚が直接繋がって思考がぼーっとなった時に「気付いたら描けていた」ということが起こることも多いです。私の少ない伝達言語でうまくこのことを伝えられたらいいのですが・・。脳みそに口をくっつけたらいいのか?