Sちゃんのgg。最近は油絵を描いているというSちゃん。今日はキャンバスにあらかじめ色彩した画面を持って登場されました。包みを開いてみると赤のテクスチャーが施されたマットな質感の画面が。その上から人物の顔を描かれました。「色なんだと思うんです。白黒の世界のデッサンは濃淡だけど、色で奥行きや空間を出すっていうか…。やっぱり自分は色の…色で…色が…色々したいんです…。」というSちゃん。その横顔を私はこの数年見てきたけれど、眼差しが日に日に強くなっている気がしました。２１歳の彼女の世界への眼差しは、或いは世界を超越して唯我へ足を向け始めている、そんな気がします。一旦自分を抜け出し、また自分に戻って話す彼女との会話は、本当に様々な刺激や学びを与えてくれます。手の届く距離に彼女がいる今を、有難く大切にしたいなと思いました。