20160307

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Sちゃんのgg。比較的ggへ来られる方は長く通われることが多いのですがSちゃんもその中のひとり。数年間月に2回ぐらいのペースで同じ時間空間を過ごしています。こうして時間をかけることによって現れてくるものごとの変容が、時々無性に愛おしく感じることがあります。ただ、見つめていくこと。それが私のしたいことなのかもしれません。今日の作業の1時間を過ぎた頃ふと手を止めたSちゃん。「なんだか自分に似ちゃったな」とぽつり。入れてあったコーヒーを飲みながらしばし会話してもう一度今度は髪の毛に手を入れていました。出口の無い暗闇の迷路にはまると何を信じていいのか分からなくなります。でもそんな時でさえ絵の具を出せば鮮やかな色が目の前に散らばり、世界の中から自分の輪郭に触れることができます。輪郭に触れる機会を与えられていることは信じていいよね、とふたりではなしました。