Sちゃんのgg。前回のクロッキーを元に前回より少し大きい画面での制作をスタート。鉛筆で裸婦の後ろ姿をドローイングしました。Sちゃんはずっと人間の顔や身体をモチーフに作画を続けてきましたが、ここに来て少し絵のテイストに変化が見えてきたように思います。人の顔がモチーフの時、絵の中のモデルの瞳や表情が、作品鑑賞者の想像力を膨らませ、掻き立てたりすることが多いように思うのです。今までのSちゃんの絵も、絵の中の人物から様々なビジョンを投げかけられ、力強いなあと思っていましたが、今回の絵の表情を見て、なんというか、Sちゃんご自身の成長と並行して絵の中のモデルの表情も成長しているように感じました。当然といえば当然なのかもしれないですね。全ての事象が同じ瞬間がないのと一緒で、似たように見えている画風も同じと言えるものはないですものね。これも、傍で同じ画家の仕事を通年で見れる環境にあるからこその気づきだなあと思うと、嬉しくなります。好きなことを好きなように、あるがままにただ生きて行くことは意外と困難なんだなあ、と絵を描いていて思うことの一つです。障害物があってこそ逃げられるし乗り越えられるし、変化やリズムが生まれて退屈しないし。日本の四季を美しいと感じるのと一緒?全てオッケーとひっくるめて達観したり些細なトラップに蹴躓いたりする心の変化も、構造としては全く同じです。そういうものなんでしょうね。あーなんだかとりとめがつかなくなっちゃったw。Sちゃんとのggはいつもとっても刺激的です!