20170216

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Sちゃんのgg。前回の女性の顔の絵にもっと手を入れるかどうか迷っていたというSちゃん。実は私もこの絵はこれで完成なんじゃないかと思っていたので、お節介を承知でSちゃんにお伝えすると、しばらく考えた後そのまま持ち帰ることにされました。私は今までも、お相手からご質問がない限り、私から描かれて入る絵について指示をするような意見を言うことは避けているので(感想はよく言います)、今回のように自分から意見として作業終了の提案するのは珍しいのですが、何故か今回は伝えたくなりそうしてしまいました。誰か他の方も以前ggで仰っていたのですが、いつ終わればいいか、どこで手を止めるかは絵の悩みどころですね。絵を梱包した後Sちゃんが取り出したのは、歴代の画家の作品集。家でこれを見ながら背景の勉強をしようと模写を試みたそうです。「前回の話がずっと頭に残っていたので」とそのクロッキーを見せてくれました。ページをめくると人物の顔も二枚あります。前回の作風に通じるSちゃんのタッチが、やっぱりいいなあと思います。私には描けない描写。表情。かっこいいな…。自分の絵と向き合えば向き合うほど、自分のダメなところも見えて来るように感じて、それを認めないと次に進めないと思いながらも、その辛さから逃げ出したくなってしまうことも多々ありますが、でもどうせ逃げても逃げ切ることはできないのも分かっているので、また一つある意味何かを手放して、ポツンと描いていくしかない。絵を描くということはその繰り返しですね。日常も似たり寄ったりかな。こういう波が抑揚として、景色を彩るのかもしれませんね。