20170226

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今日は時間差でTさんとKさんお二人のggでした。Tさんは来月初旬に個展を控え、制作の日々を過ごされています。今日は仕上がった絵の一部をご持参され見せてくださいました。前回拝見した扉の絵も拝見すると、壁面と扉全体に影が描写されてあり、夕景の雰囲気が一層感じられるようになっていて感動しました。FBやインスタグラムでもTさんはご自身の絵をアップされており、私も都度画面越しに拝見していましたが、やはり原画は俄然良かったです。一本の線の表情が限りなく豊かで、描かれてある少女はまるで生きているように柔らかで愛らしい。デバイスによりわざわざ現地に行かずとも居ながらにして作家の展覧会が見れてしまう現在ですが、実物から得られる情報量の多さは、これに変換できない価値があると私は思います。本も絵画もだからこそ長く必要とされるもの。植物から生まれる空気が仮に全て人工空気に変わってしまう近未来がやってくるまでは、私の手に触れるもの、目に触れるものを愛でていたいなとTさんの絵を見ながら思いを馳せました。後に登場したKさん。「今日はデッサンの基本を改めて」ということだったので、立方体を描きました。途中Kさんよりお声をかけられ描かれた絵を拝見し、パースについても説明を加えさせてもらいました。そのあと3人で少し談笑した時の話がまた興味深いものでした。いつもどの方のggの時にも思うのですが、こうして年齢も職業も違う人がggへ来てくださって、互いに話をし合うことが、決して派手ではないけれどとても幸せなことだなあと。時々、ggが大河の中州のように感じられるのですが、流れ着きまた機が熟して流れていくそれぞれの方と、月並みな表現だけど一期一会の心持ちで居たいなと今日も改めて思いました。