2月のgg華道部。今日の花材はレンギョウ、スターチス、ストック、レモンリーフでした。今日は自由花。そして「意匠としてお花を生けてみましょう」というテーマも与えられました。意匠として生けるとは、「各花それぞれの特徴を掴み、生ける花の全容をデザインする」と置き換えられるのかもしれません。4回目にして初めての課題を与えられ、参加された皆それぞれが選んだ花と向き合って作り込みました。途中先生のお声がけで「どこで切るか、何を残すか、全て自分の選択です。切ってしまってから、ああ、切りすぎちゃったなと思っても、ご自分の選択をご自分で受け入れてください。失敗は次への糧になりますから失敗しても続けてください」と仰っておられたのがとても印象的でした。耳で聞きながら頭中でウンウンと頷き、目と手でお花と対峙する時間はとてもエネルギーを要し、やっと完成した時には脱力して思考停止になりました。「マインドフルネス、禅宗の「今ここを見つめる」の教えと通じていますね」とA先生。まさにその通り。途中で他の方の仕草などが気になって、あああの方はこうしているんだな、なんて思うだけで、自分の花に向けた気が途切れ、想像するビジョンも創造する手も止まってしまうことが私は何回かありました。無になる、そしてカタチづくる。同じ自由花でも素のままを生ける時と意匠を生ける時とでは、花の扱いがまるで違うということを体験できた1日でした。自分の花が完成してようやく人様の生けたお花も鑑賞できる余裕が生まれ、それぞれの感性に触れるようにひとつひとつ拝見させていただきました。まるでスタッカートのようにリズミカルに弾ませた葉を、スターチスの紫色で引き締め、それでいて可憐な印象も残したもの、二本のストックを中心に配置し大らかで伸びやかに生けられたもの、A先生は「観覧車」とタイトルをつけられ難しそうな2穴の花器で春のワクワクするような雰囲気が溢れるお花を作られていました。全ての花を見てみると計ってもいないのにどれ一つ同じ構成のものがありませんでした。斜め、縦、横、丸、四者四様。この自由さもまたgg華道部のいいところだね〜なんていいながら、作業後にみんなでお茶を頂きました。
来月は3月25日(土)10:00-12:00です。お問い合わせは当HPのお問い合わせフォームよりタイトルをgg華道部としてメールを送信してください。