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本日はお二人のgg。5月に入って夏日になったと思ったら、急に肌寒くなったりしている長野市。中旬には巡ってきた寒波で軽井沢では5月の雪も観測されたとか。そしてこのところ人と話して共通する感覚が「なんか時間がすぎるのが早い!」ということ。「別に追い立てられてもいないし、1日1日の用事を淡々とこなして、それなりに楽しく過ごしているんだけど、気づいたらもう5月も終わりでさ…」という声が割と頻繁に聞こえてきます。そっかー自分だけじゃなかったんだなって思ってちょっとホッとしたり。さて今日は、Nさんは点描の続きを、Sさんは鉛筆を揃えてグラデーションを行いました。それぞれの作業に集中してふと顔をあげたのが12時のチャイム。没頭していると、本当時間ってあっという間ですね。Nさんはモノクロームの植物の写真を見ながら描いていますが、写真では影として見える回り込みの処理をどうすればいいか、ご質問をいただいたので、反射光についてお伝えしました。ペンの点描での反射光の処理はなかなか難易度も高いと思いますが、グレートーンのペンなどを使い分けて丁寧に一点一点をさしていくことで表現できると思います。各社ペンの濃さの話にもなり、同じ黒でも使いやすい黒がそれぞれあることが判明。ペンって言っても実はそれぞれとても研究されているんだなあ。そういえば以前アメリカに住む義兄が「日本の文房具は神」的なことを言っていました。痒い所に手が届くかのように、きめ細かな、様々な人々のニーズに答えるバリエーションが揃っているんだそうです。わたしも文房具は好きで、用もなしにぶらぶらと文房具店内を眺めていることがありますが、その度にアイデアが詰まった商品がたくさんあって面白い。日本にいると当たり前のようになっているけれど、これ日本のいいところですよね。さてペン談義に花が咲いたところでSさんのグラデーションを拝見。するとロールケーキが!笑 なんて可愛いグラデーションなんだろう!今までになかったアイデアです。さすがSさんだなあ。グラデーションって実際に一度はしておくといい鉛筆の調子の練習なんですが、単調な作業が淡々と続いていくし、デッサンを習われる最初にこの作業をすると、つまらなくなって、もしかしてデッサンをするのが嫌になっちゃうんじゃないかなーってわたしは思っていたのです。けれど、こんな可愛いデザインなら、わたし自身もやってみたくなる。一本の鉛筆で何味のロールケーキができるかな?なんて、いろいろ想像も膨らみますね。いくつものロールケーキを眺めながら「自分はH系の色味が好きだと思った」とSさん。淡い調子が豊かになってくるほどリアルに描けるデッサンのコツを体得されてきたSさん。繊細な光を追って描写されるSさん納得の一言です。絵がかけるって楽しいことだなあ、とお二人それぞれの時間を共有させてもらって、改めて思いました。