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Sさんのgg。通常はSさんがご持参されるスケッチブックにデッサンをしているのですが、たまに違う紙に描いて、紙によって鉛筆の伸びや滑りや定着の違いをみてみるものいいですねということで、ggにある数種類の紙を提示いたしました。その中からマッドサンダー紙を選ばれ、そこへ太陽の塔を描写されたSさん。描きあがったころお伺いすると「今日はなんだか難しかったです…。」とひとこと。折しも、顔をつき合わせていたわたしは締め切りまじかの原稿書きに追われていて(しかもそれがなかなか文章にならなくて)、四苦八苦していたものですから、もしやそのセッパ詰まった感が伝染してしまったのかしらと…スミマセン汗。紙が違うと、いつもの描き方、例えば、擦る具合や、練り消しで取る調子の取れ方、濃い鉛筆の乗り具合などなど、紙の凹凸によって微妙に変化してきます。とくに本日Sさんが選ばれた紙は、今まで描かれていた紙よりも平滑だったので、今までの紙に慣れていた手が、頭より先に ん? となったのかもしれません。描写が進んでくると、自分の表現(調子やタッチなど)が安定してきますが、それをよりよく描ける素材を探していくことも楽しみのひとつになります。紙によって本当に印象が変わってくるので、大胆に、思いつくままいろんな紙に描いてみて、質感の違い感じてみることも、かなりおすすめです。思いもよらない画が浮き上がってきたりして、楽しい発見いっぱいですよ。