Mさんのgg。先日のあがたまちマルシェに遊びに来てくれたMさん。私も小作品を販売していたのですが、その時に作品の技法について話をしていたところ、とても興味を持たれたMさん。そこで今日はその技法モノタイプを行うことにしました。モノタイプとは、銅版やアクリル版のように版に画を施し、何枚も刷ることはせず、支持体に描いた絵を、紙(なり他の素材)に写し取るものです。モノタイプのモノはギリシャ語のモノスから来ており、たったひとつのという意味があります。その由来のように多くても2,3枚しか写しとれません。使用する画材は表現により様々で作家の創意が現れる技法です。さて、私はそのモノタイプで油絵の具とホワイトガソリンを使用していて、本日Mさんにも自分のやっている方法をお伝えしました。言わずもがな、その構造はいたって簡単。さーっと一通り説明をして早速Mさんの制作に入りました。ある程度偶発的に浮かび上がる現象を紙に写し取るのですが、やっていくうちにコツというか、「ああ、こうすればこうなるんだな」といったある程度の調整ができるようになってきます。そこからが面白いところ。Mさんも最初こそ「さて?」といった感じでしたが、慣れてくると本業のデザイン的なワークが発揮されていました。途中、図らずも顔?のような模様が浮び出てきたりw。デザインの現場で、このモノタイプの制作がきっかけとなって、テクスチャーとしていろいろ活かせたら私としても嬉しいかぎり。夏っぽく青と黄色で配色したり、最後はグレーをかけてみたり。今日も楽しいggでした♪