Tさんのgg。先日京造のスクーリングへ行かれたTさん。課題に出されているスケッチを見せてくださいました。70枚のスケッチを提出するそうなんですが「一枚一枚に時間をかけて描いているのでなかなか枚数を描けない…」と仰います。課題の主旨を聞いてみると’日頃の観察眼の鍛錬’と枚数を描く事で’描写の手を潤滑に維持するため’のように思えました。スケッチ自体元来は、作家が、作品として成り立たせようとする意図を含んだものではなく、モチーフや情景から得られる様々な情報や、その時に居合わせた描きての興味関心感動などを記録していくものであるので、画面の強度と言うよりは、柔軟さであったり印象であったり、自分が瞬的に何を捉えたか、という観点に重きをおいて描かれてはどうですか?とお話させていただきました。それにしても、日常の生活や仕事をこなしながらの受講、並大抵のモチベーションでは続かないと思います。この秋には仕事として、本の挿絵も依頼されているTさん。イラストレーターとしてのキャリアも着実につけられておられ、そういうTさんの姿に、こちらも感化されます。今日のggでは、地元で取られた雑草を描かれたり、後半にはドローイングをしている私をスケッチしておられました。素直に心から応援していきたいな。