Aさんのデッサン4日目。前回までの経緯を思い出しながら、今日はどこをどのように描いていくか具体的に言葉にしてデッサンを始めていきました。蓋の位置が少し左寄りかな？と気づいたAさん。「この場合消して描き直した方がいいですか？」と質問されました。途中でデッサンの狂いに気づいた時あっ…(汗)って思いますよね。恥ずかしい気持ちから一気に消して新しく描き直したくなりますが、せっかくここまで調子がのっているのを消してしまうのはもったいない。正確なフォルムが画面上に見えているなら、あえて消さずに今ある調子を活かしつつ形をとっていくのがいいでしょう。それに形が狂って見えるのは、調子の影響がある場合も。モチーフに沿った影が入っていないといびつに見えてしまうもの。なので、調子の強弱や丁寧に影を追いながら少しづつ修正をして描いていくようお伝えしました。鏡に映して形や調子を確認したり、集中しては離れてみて…を繰り返しながら全体を進めたAさん。途中で瓶に光が当たっている箇所を集中的に描かれていましたが描けば描いた分質感が出てきていますね。
この調子で次回完成を目指します！