20170521

20170521-120170521-220170521-3


Sさんのgg。今日も引き続きあんぱんの木版画制作を。前回からゴマを掘っているのですが、荒削りを終えいざゴマ同士の隙間を。彫刻刀が入るギリギリなので、見ていてもとっても神経を使いそうな作業です。いよいよゴマの下絵の線のキワを掘る段になり、細めの彫刻刀に改め、注意を払いながら削っていきます。「削ったクズも小さくなってきました」と仰るように、堀クズも粉のような。来月にゴマを完成させたらいよいよ刷りに入りますね。以前知人から、国重の版木を見させてもらったのですが、その細かいこと。とっても肉眼で判別できるものではないのに其処に二人の人がいると言われて仰天したことがあります。昔の日本人の技術ってすごいですね。昔は職人がそれぞれに担当を分けて作業にあたっていましたが、今日ではそれが一人でできるのも木版の楽しいところ。Sさんのあんぱん、どんな表情を見せてくれるのかなあ。楽しみですね。