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Aさんのgg。6月までお仕事がお忙しかったAさん、お久しぶりにggでお顔を拝見することができて嬉しかったです。本日も池坊のお花の模写を、まずはトレーシングペーパーを使って描写されていました。華道の世界も流行があり、花器や生け方が時代によって違ってくるそうです。自由花では、現在、花器の水口を全面的に使って(ひとところから生えているかのようでなく)、池に派生する蓮の花のように、花が点在する生け方が流行り始めたのだとか。その姿は、まるで地域コミュニティーが活性化している現代を凝縮した表象のように私には思えました。そういう生け方に対し、花器も「こういうのが今流行っているんですよ」と写真で教えてくださるAさん。お料理のお皿と同じように、華道の花器も、素材そのものの美しさをより引き立たせてくれる大切なもの。Aさんが持ってこられている冊子を拝見していると、本当に様々な色や形の花器があり、難しそうだなあと感じる花器にも、スッと美しく、花たちが生けられているのをみると、羨望を含んだため息がでてしまいます。もう20年以上も華道をされているAさんが「やっと今スタートラインに立てた」と時々仰るのを聞くと、自分がいかにおごり高いかを知らしめられます。私に足りないのは謙虚な気持ちと重々承知した上で、戒めつつ受け止めつつ過ごしていきたいなと…。いやあ、絵もそうだけど、生きている花から学ぶことは多いですね。