20151116

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Sちゃんのgg。「今日はダメだ〜!」というSちゃん。このところ自身の絵画についての葛藤があり、なかなかこれでいく!という確信を持った制作ができない様子を私は傍らで見ています。Sちゃんの感受性は独特のサインがあり、それに純粋にしたがって生きて行こうとする時、世間や体裁、常識や先入観との葛藤はさけて通れません。「答えは自分だ」と頭では重々承知しているけれど、そのことをどうやって日常におろして自分を納得させ新しい制作へとつなげていくか。手探りの問答は続きます。アートの価値は何か?それを自分にどうやってたぐり寄せどう処理し、気概なく自分の制作へ還元させるか。Sちゃんはまだ10代ですがこうしてリアリティのある現実を目の当たりにし、それでもアートを自分の中に見出していこうと率直に魂を傾けています。このような現場こそ生々しい。自分の将来が存分にあり今まさにどのように生きていこうかとトレースしている彼女。話は時代を遥かに凌駕し輪廻や生命体や空間に及びます。売れる売れない、いいアート悪いアートなんて眼中に無い。まさに自分しか向き合わない。そんな現実に触れる時間でした。この時間を共に過ごすことが出来て、私は本当にうれしい。