20161013

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Aさんのgg。今年の春から定期的に東京へ上京し、華道の講習会へ行かれているAさん。直近でも行かれ、「生けるお花のデッサンも結構厳しくチェックされていて、自由花のデッサンが自分にはまだ足りていないってわかりました」と開口一番仰いました。家から生けて来たという自由花の花器に生けられたお花をご持参され、今日はそれをクロッキーしました。家にあった草花でこしらえた、というこの生け方が、花器のキャラクターと合致していて本当に可愛らしい生花でした!仕事帰りにも関わらず、午後の時間をとても集中してデッサンするAさん。しばらくして見上げてみると、今までにはないシャープな画が描かれてありました。自由花の花器の斬新なフォルムは、デッサンするに難しいところ。花器の特徴をさっと捉えることは今後の課題だとしても、以前より増して黒の決め方が的確になってきているように感じます。「蔦が前へぴょんと出ているところがなかなか描けない…」と頭を悩ませておられましたので、背後に来るツワブキの葉や中心にあるトゲトゲのドライフラワーの調子をもう少し落とすと、距離感がでますね等とお伝えしました。