20170706

20170706-120170706-220170706-320170706-420170706-5


Sちゃんのgg。FFSのNAF展も済み、今日はMO紙を水張りしたパネルを持参され、アクリルで描きました。最初ブルー系で山を着彩し、生乾きの時にブラックをたらし込み画面になじませるというSちゃんの裏技。乾いた表面をみるといい感じに黒の滲みが下地の青と混ざり合っていました(トップの写真はそこへ更に描写を加えたもの)。こういった裏技をまじかで見られるのは役得。この技を使う云々抜きにして、画面へ表情が現れる瞬間を目の当たりにできることが、私としては喜びです。最近は、ここへ更にマットなモチーフ描写を入れ、背景とモチーフとの質感や空間のギャップを生み出しているそうです。平面という限定された次元を、いかに扱うか。その、作家それぞれの理論と技術で絵を表出する道のりは、作家の数だけプロセスがあると思います。「絵は、すごーく地味な作業ですよね」。とSちゃん。本当、まさに地味でしかない笑。画面と対峙している時間はほぼ無意識だし、いろんなことに無自覚だから、振り返ってもあんまり覚えてないしね。笑。それをライフワークとしようとしているんだから、言ってみたら変態ですよね笑。でも、それが、たまらんのだよなあ!